札幌の中心部の憩いの場、中島公園沿いの「鴨々川通り」に面していて、札幌コンサートホール「Kitara」や豊平館などの文化施設が並んだ閑静な住宅地に平成10年6月20日に開設されました。北海道出身の直木賞作家、渡辺淳一氏の直筆の取材メモや書き直し原稿、書籍、生原稿、ゲラ刷りなどが展示されています。
渡辺淳一文学館の建物は、日本建築界の第一人者、「安藤忠雄氏」の設計によるもので、『真っ白な雪の中で白鳥が片脚を上げて立っているようなイメージ』というコンセプトで建てられました。地下1階・地上2階建ての鉄筋コンクリート造りで、館内は一大ブームを巻き起こした「失楽園」の全作品や経歴、作家活動が紹介されています。入館料は一般・高校・大学生300円、小中学生50円、図書館利用50円で、駐車場もありますよ。
<渡辺淳一文学館‐館内紹介>
ティッシュで有名な「王子製紙」が文化支援活動の一環として開館しました。現役作家の文学館というのは非常に珍しいケースなんですよ!地下1階は渡辺淳一氏の講演会の様子や、過去にテレビで放送された渡辺作品の原作のドラマ等、普段見ることの出来ない映像を鑑賞できます。講義室は、一般開放されているので、講演会、演奏会、ピアノ発表会など幅広く利用できます。図書室、喫茶店、文学館グッズ販売コーナーがあります。
【渡辺淳一氏のプロフィール】1933年北海道生まれ。整形外科医として勤務するかたわら小説を執筆し、1970年『光と影』で第63回直木賞を受賞しました。1980年には『長崎ロシア遊女館』と『遠き落日』で第14回吉川英治文学賞を受賞。主な著書は『無影燈』『ひとひらの雪』『化身』『うたかた』など多数。1997年に刊行された『失楽園』は空前の大ベストセラーとなり、その年の流行語大賞に選ばれました。国民的ベストセラー作家です。