希少価値高い大風景の中にある湖 摩周湖は、透きとおった水と、摩周湖は、世界一の透明度を誇っています。摩周湖は霧の摩周湖とよく呼ばれていますが、その名のとおり夏は特に霧のかかる日が多く、その姿をなかなか見ることができません。おそらく夏の間は、6~7割くらいの日々は、霧でその姿を見ることができません。
摩周湖の色は、その透明度からきています。摩周湖は注ぎ込む川がなく、雨がその水源のほとんどを占めています。そのため不純物が運び込まれず、プランクトンや粘土などの浮遊物が極めて少なく美しい水質です。天然に存在する水としては、純粋な水が、深い独特の青色を作り出しているのです。摩周湖は、ダムのように、水を溜める湖が、自らの圧力で地下をくぐり地下水となり、わき出しているのです。摩周湖は日本で最後の水がめといえます。
<摩周湖‐アクセス>
■アクセス‐北海道東部の阿寒国立公園の東端部の川上郡弟子屈町にあり、その南東端には標高858mのカムイヌブリ(摩周岳)がそびえている。その北東部を占めている■JR‐札幌→(特急約5時間・スーパーおおぞら3時間40分)→釧路■バス‐札幌→(約7時間)→釧路・札幌→(約5時間30分)→網走・札幌→(約4時間30分)→帯広■飛行機‐釧路空港発着・釧路湿原展望台→道道53号線→鶴居=90km・阿寒町→国道240・241号線→双湖台=109km
■摩周湖の霧‐摩周湖は山頂にあるため、夏に多い南東~南の風や西風により、湿った空気が山の斜面を上昇する際に冷却され霧が発生することが多いのです。さらにこの時期大平洋の沖合いで発生する海霧が内陸まで流れ込んでくるため、いっそう霧が濃くなるのです。しかしこの移流霧は、一寸先が見えないような状態から、一瞬パッと晴れたりすることもあり、摩周湖の美しさをよりいっそう印象深めるのです。■湖は環境の鏡‐流れ込む川も流れ出す川もなく、高さ150~350mにおよぶ深いカルデラ壁にすっぽりと包まれた摩周湖は、周囲の影響を極めて受けずらい環境にあります。とすれば湖水に影響を与えるものは、水系からのものではなく大気の状態が最も大きい要因といえるでしょう。摩周湖は、まさに世界的規模の大気汚染の状況を忠実に映し出す鏡なのです。地球の環境変化を知るモニタリング調査の対象となっている、世界でも数少ない湖の一つ摩周湖は、人類にとって貴重で尊い存在なのです。