トップページ > 北海道観光スポット一覧 > 上川観光スポット一覧 > 大雪山
大雪山とは、北海道中央部にそびえる火山群の名称である。
一つの山ではないことを明確にするため、「大雪山系」という呼ぶ方もいます。
大雪山系と言われる場合、広義には表大雪、北大雪、東大雪、十勝岳連峰を包含する大雪山国立公園の南北63km、東西59kmと広大な広さとなりその面積は神奈川県とほぼ同じです。
これまでに大雪山系では142種の鳥類が記録されています。
標高600mまでは、広葉樹が優先している為、アカゲラ、アオジ、センダイムシクイ等が見られます。
標高1300mからは、ダケカンバ等の林になる為、コマドリ、ルビタキ、ウグイスなどが多く見られます。
標高1700mにもなると、高い木々が無くなり、草本郡落やササが入り込んできますので、コルリ、コマドリ、ウグイスなどが分布します。
秋頃にはホシガラスなども見られるようになっております。
周囲が開発にされされるなか、大雪山は植生は標高が高くなるにつれ、山麓部の落葉樹林から針広混交林、ダケカンバ林、ハイマツ林、高山植生へと変化しておりますので野生動物にとって安息の地となっています。
このように、多様な環境がある為、ヒグマ、キタキツネ、タヌキ、エゾイタチ、クロテン、エゾオコジョ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾリス、エゾシカ、ネズミ類、トガリネズミ類など道内に生息するほとんどの種が生息しています。
なかでも氷河期に大陸から渡ってきたエゾナキウサギは暑さに弱く、岩塊地に住み場所が限られています。
<<大雪山が抱える問題>>
いま、大雪山では一つの大きな問題を抱えております。
その問題とは、『高山植物の消滅』です。
原因は、登山道にあると考えられており、ひと夏に何万人規模の登山者が訪れる為に、登山道の土壌が悪くなり、そこを避けるように登山道以外の道を歩く登山者が出てきます。
そうしてしまうと、『草や笹』の上を歩くことになってしまいします。
高山植物は非常に繊細に出来ており、人が踏みつけてしまったり、必要な土壌が崩れることにより栄養の吸い上げが出来なくなってしまうとすぐに枯れてしまいます。
この登山者の踏みつけによりここ10年近くで裸地の量が一気に拡大してきており、高山植物の数が減ってきています。
このまま、踏み付けを繰り返していけば、高山植物は消滅してしまい、高山植物がなくなってしまえば、この大雪山に生息する全ての動物・昆虫類は消滅してしまいます。
今後、大雪山の登山を考えられている方は、既存の登山道の他を歩くことはおやめ下さい。