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小林さんの家は静岡県の浜松市で暮らしていました。
平成元年の夏の終わりに脱サラ新規就農で道北の小さな町に酪農をしようとやって来ました。
北海道に憬れたわけでもなく酪農を夢を見ていたわけではないようだが、1年間の実習を終えて平成2年初秋、北海道農業公社営リース事業を使って就農して、現在では、就農して20周年を迎えました。
小林さんががこの世界に足を踏み入れた平政元年頃はフリーストール+パーラーで多頭飼育がトレンドだったんですが、そんな中、1.4haのペレ畑で放牧を始め、最初は草を食べさせると言うよりパドックに出すつもりで始めたそうです。
その為メリットとして、夏季間の給餌、糞尿処理、採草面積、各作業の減少と、牛の日光浴や運動により足腰が強くなり、低コスト化に成功しました。
なによりも一番は、広い牧草地で草をはむ牛たち。
放牧と一口に言っても色々なやり方があります。
最近、放牧技術として注目を浴びているのが集約放牧です。
これに対して昔ながらの放牧を粗放牧と言います。
集約放牧とは、放牧草を最も有効に牛に食わし込ませて乳生産に結びつける技術です。
これを行うための手段が短草利用と小面積多転牧で、牧草は短いほど栄養価が高く、消化率も良くなります。
つまり短草利用すると高栄養の草がたくさん食べられると言うことです。
<<子供たちが愛想を尽かさない酪農>>
小林さんは、子供に跡を継がせたくない親。
農家にだけは嫁にやらないと公言する農家。
農家で生まれ育って農業に見切りをつける子供たち。
なぜだろうと心の底から疑問に思っております。
やっぱり、社会に出れば、全ての仕事に辛さや面白さというのは必ずつきものだと思っております。
だから小林さんは、酪農の中に面白さや喜びを求めて働く姿を見せていれば絶対子供たちが酪農を嫌いになるはずがないと考えています。