トップページ > 北海道観光スポット一覧 > 宗谷観光スポット一覧 > サロベツ原野
北海道の最北端に広がる2万3000haもの広大な大自然の姿を見せるサロベツ原野。
「利尻・礼文・サロベツ国立公園」に指定されているサロベツ原野では初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々の観察が出来ます。
稚内市内から40kmほどにあるサロベツ原生花園では雪解けの音と共にフクジュソウやエゾエンゴサクなどの草木たちがつぎつぎと目覚め5月から9月中頃まで花は絶えません。
湿原では、低層・中層・高層湿原の花たちが咲き分かれ、原始砂丘林内では山地性の花たちが、海岸線には秀麗な山容を誇る利尻富士を背にエゾカンゾウやエゾスカシユリなど、500種を越える草花たちが咲き誇ります。
パンケ沼は野生生物の宝庫としても知られています。
山台展望台の西2kmにある沼がパンケ沼です。
明治時代までは、ペライ・サル・トー(釣りをするヨシ原の沼)と呼ばれていました。
標高0メートルにあるため、海水がやや混じり、ヤマトシジミ、イトウなどが棲息しています。
沼を一周する道はないのですが、沼の東岸にパンケ沼園地があり、一周388メートル所要時間10分の木道、野鳥観察舎、湖に突き出した立見台があります。
立見台からは、波に洗われて露呈した岸辺の泥炭層を手軽に観察でき、この辺りの地質がよくわかります。
◇2005年11月8日にはラムサール条約に登録されたサロベツ原野。
湿原の規模は200平方kmにも及ぶ広大なものです。
サロベツとはアイヌ語の「サルオペツ」(アシの生える川)の転化で泥炭性の低湿地であり、海岸砂丘とその背後にある宗谷丘陵によって阻まれた潟湖が、泥炭によって埋もれて形成されました。
サロベツ原野は上サロベツ原野と下サロベツ原野に分かれ、下サロベツ原野は利尻礼文サロベツ国立公園の特別保護地区であり、ペンケ沼、パンケ沼といった沼地が点在しています。
また、国指定サロベツ鳥獣保護区(集団渡来地)にも指定されています(面積2560ha、全域が特別保護地区)。
【サロベツ原野の現状】
あまりにも広大な泥炭地は、主とする酪農業にはやっかいなもので、近代化農業が始まると共に各地で大規模な農地開発が行われ、泥炭地の排水やサロベツ川のショートカットなどで湿原の水位が次第に低下していきました。
そこで、1983年から環境庁ではサロベツ湿原の保全事業の研究と対策を引き続き実施しています。