トップページ > 北海道観光スポット一覧 > 十勝観光スポット一覧 > オタフンベチャシ跡
浦幌町字直別に所在するアイヌ期の遺跡です。
オタ・フンベはアイヌ語で砂・クジラという意味です。
十勝と釧路の支庁界近く、白糠丘陵が細長く馬の背状に伸びる太平洋沿岸の半独立丘陵上にあり、お供山型の典型的なチャシ跡です。
壕で囲まれた平坦面は21m×7m‐頂上の標高は約27mです。
チャシの存在は古い記録などにも見られています。
チャシとはアイヌ語で砦を意味する言葉です。
まったく知られていませんが、十勝平原から釧路にかけては美しい海岸線が続いています。
とくに十勝川河口から根室本線厚内駅にかけての海岸は、目下、浦幌道路が延伸中ですが、途中の昆布刈石から厚内までの道道1038号線は、今も走る人の少ない絶景ロードとなっています。
踏み跡を選んでエゾカンゾウの花畑となった丘に登れば海岸を一望にできます。
オタ・フンベの由来は、白糠アイヌの難攻不落のチャシであったが、チャシにろう城した白糠アイヌの食料が尽きたを知った厚岸アイヌは海岸におとりの鯨を作って白糠アイヌをおびき出し勝利した。
という伝承によるものだが他にもあるといいます。
付近は豊北に比べて花数は少ないが原生花園となっていてチャシの頂上は見晴もよい。
チャシ跡は他にも有るが簡単に行けるのは此処と十勝太くらいです。
昭和56年に国史跡に指定されています。
浦幌町は十勝管内の東部に位置し東は丘陵と河岸段丘、南は太平洋に面した南北に長い町です。
町の中央部を浦幌川が流れ浦幌十勝川と合流し太平洋に注いでいます。
浦幌町は総面積の65%を山林が占めるという十勝では比較的自然が残されている町です。
また炭坑などの産業遺蹟の残っているのは十勝では浦幌町だけかもしれません。
浦幌川下流部から十勝川河口にかけて湿原が点在しガン、カモ類の重要な中継地となっています。